腰痛を根本改善する唯一の方法
SMILE整体院

 根拠のない腰痛治療

 およそ日本人の8割が一生のうちで一度は腰痛を患うと言われています。ブログをご覧の皆さんの中にも、長年の腰痛に悩んでいる方は多くいらっしゃることでしょう。

 

とある先行研究では、現在腰痛を患っている方は全国で2800万人もいて、40〜60代ではその割合が40%にもなると言われています。

 

さらに、もっと驚きの事実は、腰痛のほとんどが原因不明だということです。腰痛の方の立場からすると、とにかく今のこの痛みを何とかしてほしいというのが切実な願いでしょう。しかし、実際には、病院に行っても原因がよくわからないまま、根拠のない治療を行っているのです。

 

腰痛に悩み近所の整形外科を受診したところ、以下のような治療を受けたという方が多いのではないでしょうか。

・まずはレントゲンを撮り

・腰を引っ張る治療や腰を温める治療をする

・その後、電気を当てる治療をする

・最後に湿布や痛み止めを処方され、電気をあてに通院するように指示される

 

これが多くの病院で行われている一般的な治療法です。

果たしてこういった治療法にどれだけ効果があるのでしょうか。

 

 腰痛の根本改善にかける思い

 私は、整体師として施術を続ける中、長年腰痛で悩んでいる方や、将来に不安を抱える腰痛患者さんをたくさん施術してきました。そういった方々の痛みを取り除き、なんとか腰痛を完治させられないものかと考え続けてきました。実は、この想いは、私自身の経験からきています。私はかつて、立派な腰痛患者だったのです。

 

私は、16歳の時に膝に大怪我をおって4度の手術を経験し、膝を庇う癖がついてしまい、20代の頃は腰痛に悩んでいました。理学療法士は患者様の移乗や歩行の介助を多く行うため、腰の負担が大きく、鎮痛剤やコルセットを常用し、腰痛を誤魔化しながら勤務していました。理学療法士としては情けない思いをしました。

 

そこで、もう一度原点に立ち戻り、何が本質的な解決に繋がるのかを考えてみました。そもそも、腰痛を引き起こす「腰椎」とは、身体を動かす運動器の1つです。運動機能に何か問題があり、その警告として痛みが発生していると考えれば、その解決策は運動療法になるのではないかー

そう考えた私は、自分自身の身体を実験台にして色々な治療を試すことにしました。

 

まず、マッケンジー法という腰を反らすことを中心に行う運動療法を試しました。行った後は腰がかなり軽くなり、腰痛も改善しましたが、まだ腰を深く曲げた時の腰の付け根の痛みは残ってしまっていました。

 

次に、マリガン法という腰の付け根を固定して腰を曲げる体操を試したところ、残っていた腰の付け根の痛みは改善しました。

 

なんとか日常生活で腰痛を感じることはなくなりましたが、腰全体の重さは残っており、腰の筋肉を押すと痛みがありました。この残った腰の重さと圧痛は、腹筋のインナーマッスルを強化する高周波治療を週に2回、3ヶ月ほど行ったところ、完全に消えました。これで、私自身は腰痛に対する不安がなくなったのです。

 

 

 タイプ別の体操で腰痛を完治させる

 このようにして私は、『腰痛治療ガイドライン』をはじめ、理学療法やマッケンジー法、トリガーポイント療法など従来の知見をもとに、なるべく多くの腰痛の方に役立てられる実践的な腰痛改善方法を、日々の施術の積み重ねから作り上げることができました。

 

根本的解決法としては運動療法、つまり体操が有効ですが、どのような体操がその人に適しているかが問題になります。運動療法であれば、何をやっても効果があるわけではありません。私の実体験のように、その時その人に適した体操を見つけていく必要があるのです。

 

そこで体のどの部分が痛むのか、その痛みをナビゲーションとして腰痛をタイプ分する方法を考案しました。

 

 

続く。

 

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