慢性腰痛を根本改善する唯一の方法
第2話 タイプ別腰痛体操

 

 原因がわからなくても腰痛は治せる

 

 腰痛のタイプは、体を後に反らす運動によって改善する「後屈改善タイプ」、体を前に倒す運動によって改善する「前屈改善タイプ」、腰を左右に動かすことによって改善する「側方改善タイプ」の3つに大別できます。

 

それぞれの運動を順番に行って痛みがどう変化するか、その状況によって一人ひとりの症状に最適な体操を見つけることができるのです。この方法であれば、あえて腰痛の原因を究明しなくても治療が可能です。

 

 

 腰痛の診断名としては、「椎間板性腰痛(ついかんばんせいようつう)」「筋筋膜性腰痛(きんきんまくせいようつう)」など、ちょっと難しい言葉が使われます。しかし、さまざまな関節や細かい筋肉の状態は正直、自分自身では評価の仕様がありません。しかし、体操を行いながら、痛みの状況を確認し、体操を調整していけば、腰痛を治すことは可能です。

 

 

 腰痛は治らないものと諦めてしまったり、一時的な苦痛を和らげるために痛み止めを飲んだり、マッサージに駆け込んだりする行為を心理学では「回避」と言って、かえって症状を悪化させる可能性があると言われています。

 

 少なくとも自分の腰痛がそのタイプかを知るだけでも、希望を持つことができるのでは、ないでしょうか。

 

 

 まずは、「長年の腰痛が治せるかもしれない」「病院では手術をするしかないと言われてたけれど、改善の希望が持てた」と、前向きな気持ちを持つことが大切です。それは、腰痛克服への第一歩を踏み出したことになります。そして、一人でも多くの方に腰痛体操を実践していただき、諦めていた腰痛の根本改善を目指していただきたいと思います。

 

 

第3話では、あなたの腰痛のタイプを知る方法をご紹介していきます。

 

(続く)

 

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