第4話

タイプ別慢性腰痛改善体操

 

 

 第3話では、腰痛のタイプを把握する方法をお伝えしました。今回は、実際にタイプ別の腰痛体操法をご紹介します。

 

 腰痛体操を始める前に必ず、あなたの腰痛のタイプを把握するようにしてください。この段階を飛ばしてしまうと、腰痛が悪化してしまう可能性があります。

 

 後屈改善タイプ→壁反らし体操

 

 後屈改善タイプの方は、腰反らし体操を行ってください。

 壁に向かって手をつき、顎を引いた姿勢を保ちます。そこから腰を壁の方向に反らしていきます。10秒間保持した後、元に戻します。これを10セット行ってください。

 

 前屈改善タイプ→壁おじぎ体操

 

 前屈改善タイプの方は、壁お辞儀体操を行います。

 壁に背中をつけて立ちます。やや踵は壁から離します。お尻が壁から離れないようにゆっくりとお辞儀します。腰が引っ張る位置までお辞儀し10秒間保持します。これを10セット行います。

 

 側方改善タイプ→お尻ずらし体操

 

 側方改善タイプの方はお尻ずらし体操を行います。

 壁に対して横向きに立ち、ちょうど腕を横にあげた時に肘が壁に付く位置に立ちます。壁側の腕を肩と水平に上げて肘を壁につけます。壁と反対の手で腰を持ち壁の方に押しながら、腰を壁側に向かってずらします。10秒間保持して、戻します。これを10セット行います。

もし、この3つ体操で、どれも改善しなかった場合は、重症の可能性が高いので、専門の医療機関を受診してください。

RELATED

関連記事